私の恩師はMacintosh
1984年1月24日、初代Macintoshが誕生してから30年以上たちました。この私が、それまで使用していたキャノンのワープロ「キャノワード」から、このMacintosh「LC 520」を手に入れたのは1993年。低価格化を目指して設計されたLCシリーズの一体型モデル(それでも当時38万円したよ)でした。レーザープリンターと一緒にリースで購入したのを覚えておりますが、初日から寝る間を惜しんでマウスとキーボードを触り続けました。とにかく面白いのです。ワープロとは比較になりません。虜になるとはこのことを言うのでしょう。私は小さいころから絵を描くことが苦手でした。学校行事の写生会が近くなると憂鬱になったものです。何がダメかって、目に映る被写体をどう描いていいか、頭の中で形にならないのです。当然、鉛筆やペンは動きません。それをこのMacintoshパソコンが解決します。付属のお絵かきソフトが埋もれていた機能を呼び覚ましたのです。企画書を3Dにすることがこんなに簡単にできるなんて信じられませんでした。建築士になったかのように空間を描く自分の企画書やパースは、クライアントを納得させるのに充分でした。現在の私があるのもMACのお蔭です。アップルコンピュータは、私の琴線を触ったというよりも弾いて別世界へ導いてくれたのです。あれから22年、アップルの進化は、その後もimac、powerbook G3、そしてiPhone、iPadからWatchに続き、さらにはホログラムの世界へ辿りつくのでしょう。因みに当時私のパソコン「LC520」の13inchディスプレイはソニーのトリニトロンが使われていました。
2015年04月27日 13:41