「FCV」は燃費ガソリン車以下?軽自動車は消滅?
燃料電池車(FCV)「MIRAI」が発売になって、「いよいよ水素社会の到来」とNHKニュースはいいます。燃料は水素ですが、水素をつくるための原料は、ガソリン、都市ガス(天然ガス)、メタノール、そして水です。ここで、「ガソリンや天然ガスから水素をつくるなら、そのままエンジンで燃やしたほうが効率良いのでは」という疑問が湧きます。1カ所10億円もかかり、しかも1日にFCV数台しか水素を充填できないのが水素ステーションであることを私たちは知りません。つまり、まだ現実的ではない「MIRAI」なのです。片や「製品の見栄えや乗り心地は、もはや普通車と変わらないレベル」であるのが最近の軽自動車。直近では「ホンダS660」の存在がそうです。エンジンはミッドシップ搭載の2シーター・オープンボディ。予想される価格が「200万円」からと軽自動車としてはコンパクトカーを凌ぐ高価格。戦後、日本経済復興を後押しする目論見で「国民のための安価で手軽な車」としてカテゴリーされた軽自動車。普通車より低い各種税額が設定されるなど、普通車に対する“優遇策”が講じられていますが、「S660」を筆頭に、昨今の軽自動車の多くが戦後の目的から大きく逸脱しています。これからも税優遇するのかという疑問は、当然出てきてもおかしくありません。現状を踏まえると、早ければ5年後には、少なくても税優遇は統一されるのでしょう。(一部抜粋記事)
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