「ガソリン販売激戦区のからくり」などない
ガソリンの値下がりが続いている。資源エネルギー庁によると、20日時点の全国平均価格は1リットル138.8円と4週連続で値下がりした。(仕入価格は逆)GSからは「利幅を削ってもガソリンを安く売って客を呼び込み、油外収入で補う」調査によると、GSの石油利益は1月度平均で1リットル15.3円、2月度は8.8円。激戦区のGSでは「5円程度しかない店もある」この私、上記の記事を読んで思うのは、小売業では少なくても20%は欲しい利益が、石油業界では5%から8%が相場(石油業界の利益は未だ円換算、率でないのに驚愕します)で、消費税にも満たないのが現実だという面も加えてほしいのです。しかし残念ながら、相変わらず視点のズレた紋切型の書き方ばかりで「装置産業の本質」をえぐるものがありません。「敵は本能寺にあり」「セブンイレブンの敵はセブンイレブン」豈図らんや石油業界も然りです。世の中は、少子高齢化なのです。燃費がリットル30kmなのです。あと2年ぐらいで「販売激戦区のからくり」など論じるに値しないことが理解できるでしょう。そんなクソみたいな現象記事よりも、これからのGSが真剣に考えるべきは、値下げ合戦などの愚にもつかないことをテーマにするのではなく、フルサービス型の、特にオーナー販売店がどれだけ「地域に貢献」しているか、又はいかに消費者の人々から「重宝される販売店」に思われるかの一点につきるのではないでしょうか。「この意見に不満のある奴はディベートしょうぜ!」なのです。
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