27個目はローカルハラスメント
ハラスメントとは「嫌がらせ、いじめ」を言います。 その種類は様々ですが、他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指します。ハラスメントは現在26種類あるそうです。変わったところでは、スメル(主に体臭)や エイジ(中高年に対する差別)ハラスメントなどが目につきました。この私バージョンとしては、27個目のハラスメントに「ローカル」を持ってきたいのです。都会又は他県からくる転勤族の人たちは、地元の人には抗えない大きな障壁があることに気づかされます。日常生活の暮らし方から子供のママ友にわたっての「苛めと嫌がらせ」そしてビジネスにおける「しがらみの地域閥」は半端ではありません。最も恐ろしいのは、それを、そうとは感じていない地方の人々の感覚です。地方創生を掲げる政府自治体は地方の実情を知っているにもかかわらず、ローカルハラスメントをモンスターにならしめたままです。政府でさえも太刀打ちできないのでしょう。大阪市長の橋下さんは道州制を謳っています。しかし、これは地方に自立させる制度ですから、本質的に無理です。今年に入ってもアベノミクスが実感できないのは、こうしたローカルハラスメントが半ば恒常的に蔓延浸透、そして邪魔をしているからなのでしょう。また一方で、沖縄や福島、そして原発の問題がいずれも地方で起こっていることに、やるせなさを感じずにはいられません。
コメント