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バルセロナの夜
ボクはスペインという国の中に17ある町の1つ、カタルーニヤという名前で暮らしています。17町は他から移住してきた人ばかりなので、皆で仲良く住むために話す言葉は標準語で方言は禁止、独特なインテリアも禁止、同じルールで暮らすことが前提です。国を運営するために、町は共益費を払わなければいけません。集めたお金で、国全体の電灯電球の交換、側溝の清掃や私道の修理などをしてもらえるのです。金額はそれぞれの町内の収入に応じて決められるのですが、17町の中には「ずっと以前から決まっていたから」という理由で、収入に応じた額よりも少なめに集金されている町があります。何となく不公平さを感じながら暮らしていたのですが、ある日事件が起きます。ボクはこれでも結構仕事で稼いでいるからこの国に入れる金額も大きいのですが、そのお金が優先的に他の町の修理費用に使われ過ぎていることが発覚しました。「ボクの町の電灯が消えているのに他の町の方が早く修理されているのは納得がいきません」出来るだけ丁寧に国の経理でもある会長さんに申し入れたところ「リストラや定年で満足に生活が出来ない町があるのです。貴方の稼ぐお金で17町内全体が保てているのだから、少しくらい後先になったからと言って文句を言わないで下さい」会長は怒り、ボクの願いは見事に却下。次に妻がある提案を会長さんにしました。「この集金をやめて、17町各戸建の交換とか修理とかは自己管理にしたら如何でしょうか」話が終わらないうちに国の会長さんはカンカンです。「今、運営費用も赤字になりがちなのに、勝手なこと言わないで」って、せっかく平穏な場所だと思って暮らし始めたのに、こんないい加減な不公平をする国ならもう引っ越すしかないかなあ・・・。以上がスペインのカタルーニヤ独立騒動のあらましでした。スペイン中央政府の財政赤字の補てんに振り回されてきたカタルーニヤ州の気持ちを少しは理解できたでしょうか。90秒でわかる「カタルーニャ独立問題」https://www.youtube.com/watch?v=8LkvT_JVVSo津幡サービスステーションモバイルサイトへはこちらのQRコードからどうぞ!