カホンはアコギにいいネ
何十年ぶりかで嗅ぐスタジオの匂いは格別で懐かしいのです。13日は私にとってのエポックディ。たった1時間でしたが自身のオリジナル曲を弾き語りで歌えたのです。嬉しいあまり声が出ません。傍らでサポートしてくれる二男のドラムに合わせる作業が続く中、PA調整してくれていた店長さんがアドバイスをしてくれます。「曲のイメージからするとカホンの方が馴染みますよ」そういうと隅にあったカホンを持ち出してきて叩き方を二男に教える店長。「そうそう、そんな叩き方で。簡単でしょ?」頷きながら二男は満更でもないようです。「もう一度頭からいくよ」1時間はあっという間に終了の5分前に。店長さんはおもむろに「遠慮しないで大きく演奏して歌ってください」「小さかったですか?年のせいかなあ・・・」モニターが無いせいで自分の声を聴こうとした結果なのだけど。「今の曲はオリジナルですか?」彼は続けて質問します。「ええ、ずっと以前に書いた自作ですよ。でもブランクが長すぎて曲調も古いしお恥ずかしい限りです」「フォークいいですねえ・・・。どうしてデビューしなかったんですか?」店長の営業トークに心地よさを感じた私は調子に乗ります。「80年代は競争が激しくて少しくらい楽曲が良くても運やタイミングが悪いとダメでしたね」何を言い出すのやら、恐れを知らないオッチャンの舌は、なめらかに滑ります。「10月のライブまでにちゃんと仕上げますよ!」シラケそうな会話はスタジオ終了と共にジ・エンド。帰り際に次回の予約を伝える「形を変えた夢」は周囲の関係者に受け入れられていくでしょうか。南無三。「カホンの叩き方」
https://www.youtube.com/watch?v=Fo6vNTuB0aM
2016年08月16日 15:30