株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

気の利かない中国

世界の耳目はリオ五輪に向けられています。この時点で、世界を揺るがす特段のニュースが報道されないのはどういうことでしょう。欧州や米国は、ISにしても大統領選挙にしてもピタッと止まったような静寂です。オリンピックという、平和の祭典を壊すようなアクションはしないとする紳士協定を知らない国があります。リオ五輪が始まったばかりの6日、尖閣諸島周辺の接続水域に中国海警局の公船7隻と漁船230隻が進入しました。7日以降、船が250隻に増えていく事態に、流石の日本政府も駐日大使を呼んで抗議したのですが、大使の悪びれる様子のない会見には呆れました。その後の自民党幹事長との会談では「真摯に考える」との声明にも疑問符がつきます。残念ながら中国には、紳士以前にデリカシーとかルールが理解されてないようです。今だから実行するという蛮行は、愚かで稚拙そのものだということを、国際社会が日本に代わって非難するでしょう。一方、日本政府はその挑発に乗って「自衛権」を行使しないよう、冷静な国家として努力することが肝要です。政治と経済は違うと言いますが、大切なのは爆買いの「カネ」より、国家の品格とする「マインド」です。https://www.youtube.com/watch?v=hhnodOxE2Ac