株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

甲子園の胸苦しさ

同じ匂いのする甲子園出場校が2校とも順調に勝ち進んでいます。四国高知は「明徳義塾高校」と九州熊本「秀岳館高校」です。どちらも総合力に優れたチームで、特に打撃力が秀逸です。両監督もプロ野球の中日や阪神、楽天で指揮を執った星野監督のようなアグレッシブなタイプです。選手たちはその監督のもとで懸命に「勝つ野球」を教えられて勝ち上がってきましたが、見方によってはつまらない野球にみえます。失敗でもしようものなら、選手をブン殴る勢いでサインを出す監督の形相を知らない高校野球ファンはいないでしょう。両校の勝利インタビューを聞きながら、勝つための野球をそこまでして突き詰めていくことに、一抹の胸苦しさを感じてしまう私も、ある意味では同類なのかと只々虚しくなるのでした。準決勝で両校が相まみえることになったなら、ベンチワークを見るのがお勧めです。事実上の決勝戦になることを請け合います。明徳対境戦での誤審場面。https://www.youtube.com/watch?v=wdTi5KlrYRg