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見えない力を見る瞬間
ファンならずとも歓喜の渦に巻き込んだ昨夜の優勝決定戦は、大相撲の醍醐味を充分に味あわせるものでした。負傷した翌日は「休場」という合理的な考えの人が多い中で、優勝した新横綱 稀勢の里に流れる血は、日本人のDNAとする「義侠の精神」が彼に微笑んだ結果でしょう。男泣きする場面は昭和のノスタルジーを感じますが、最近の世の中は一つの失敗が致命傷になってしまう、又は「人生を棒に振る」といった取り返しのつかないところまでいった話をよく耳にします。今、ITやSNSが人間の仕事や生活に欠くことの出来ない便利なツールになったのと引き換えに、信頼や信用が瞬時に地に落ちてしまうタイトロープな日々を強要されています。人間には煩悩というやっかいな自己の欲望が心に潜んでいるのですが、ITを介すると悪魔が天使に見えてしまい、欲望のタガが緩みます。理性という善悪・真偽などを正当に判断し、道徳や義務の高次能力を上手に作用させられた日本も、21世紀に入ると、ITによって寛容(我慢)から合理(奔放)という中庸なき世界に引きずりこまれ、人間としての大原則なる定義は大きく狂わされだしました。今まで日本の社会は大きな困難や衝突があっても、理性が感情を優先させられるとして世界から羨望されていた国家国民でしたが、ここにきて理性的な判断からは遠く及ばない日本の現状を由々しく思うのです。欧米諸国の「混乱と分断」に引っ張られて「日出ずる国」とした自覚さえも狂わされるのでしょうか。ITの目論見は、寛容(我慢)より合理(奔放)を優先させ、人々の心に偏狭なポピュリズムを呼びよせることなのだと理解しなくてはいけません。さて、新横綱の次なる場所は早くも5月にやってきますが、それまでに負傷が癒えるでしょうか。https://www.youtube.com/watch?v=3Vki4hGoFRM津幡サービスステーションモバイルサイトへはこちらのQRコードからどうぞ!