株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

三文芝居を見たような就任式

日本はおろか、世界中が注目してみた米国大統領就任式ですが、感想や印象はきっと世界共通でしょう。トランプの就任演説内容にオバマ前大統領の胸中を考えるとご愁傷さまといった感じです。この私も一生懸命にしてきた望みごとが徒労に終わる瞬間に出くわすと、誰にも見えない場所に自分の気持ちを持ち込むのに苦労するのですが、年齢を重ねてきたせいでしょうか、割れてバラバラになった希望に新たな芽を吹き込んで再出発させようとする心の気配が感じられないのです。粘り強さに欠けた人間に神も啓示してはくれません。希望は希望でも世界レベルで注目された米国の大統領就任式は時間が押しながらもTVカメラは新大統領の表情を全世界に発信するのですが、連邦議会議事堂バルコニーでのトランプが見せるへそ曲がり顔に、昔見たパロディ映画を想起してしまう私は、薄ら笑いと同時にこの結果を導いた米国民の軽薄さと選挙制度の不公正さ（ヒラリーOKでもない）を心でなじります。二流国家に成り下がる宣誓だとも言えた新大統領の演説は、リスペクトされ続けてきた米国家の品格が瓦解した日となってしまいました。トランプ大統領のビジネスライクな国家の方向性を世界が真似たなら、新たな衝突が分裂を生みます。こんなネガティブな事を書きながら、次なる私の希望にも思いを馳せるのですが、天使が舞い降りでもしない限り、難しいと思うのでした。「天使の歌声」国歌独唱ジャッキー･エヴァンコ。https://www.youtube.com/watch?v=mWwaojzD724

トランプ米大統領就任式　

固唾を飲んで見守るのは日本だけではない米国大統領就任式ですが、トランプの演説によっては世界がタイムマシンと化します。さて未来へ行くか過去に戻るのかは神のみぞ知るでしょうか｡

天下りするタイプ

文部科学省の元局長が組織的斡旋で再就職したとされる問題で、政府の再就職等監視委員会は20日に調査報告を公表しました。同省人事課の組織的な天下り斡旋行為があったと認定した内容は、国家公務員法に違反したのは10件で、他にも違反が疑われる行為が28件あり、合わせて38件にのぼるそうです。20日からは国会が始まるのですが、最重要なのは2017年度の予算編成で、政府は天下りについての論議などをしている暇などないのでしょうが、野党はここぞとばかりにこの問題を引っぱり、軸の無い場当たり的な民進党の代表に貴重な税金と時間を奪われます。しかしなぜこの時期に天下りが世間に報道されたのでしょうか。絶妙のタイミングはスクープ元の演出でしょうけれど、この種の漏えいはこれからも続くのです。天下り阻止の手本になるべき文科省での法律違反は、他の各省庁でも暴露されていくのでしょうが、本丸はさらに根深い47都道府県の地方自治体における斡旋行為の炙り出しにあるのです。それは規模を含めると国家公務員とは比較にならない件数で、守秘義務を都合のいい解釈で進める大義なき恣意的行為は、補助金や助成金の類が天下り先の大手企業や特殊法人等に流れる仕組みを潰さない限り、延々と引き継がれます。2017年、この天下りが頻繁に暴露されると確信を持つのは、世界がSNSの時代になり、内部告発者がリークしやすくなったことと、社会の目が一層厳しくなっていることで、それはナショナリズムの台頭とリンクしそうです。告発されてもいいように身辺整理を完璧にしておかないと、地位も名誉もカネさえも藻屑と消える公務員が増えることでしょう。https://www.youtube.com/watch?v=ML0HBEwsJew

角栄 ジョブズ 寅次郎

NHK BSプレミアムで「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」という番組があります。11日は「天才たち 誕生の裏側SP」というタイトルで3人のアナザー（本編とは別の部分を描いた話）をフォーカスした特集でした。1人目の天才は、昭和政治を語るには外せない田中角栄元首相。政治家へ転身するきっかけとなった戦時中の知られざるエピソードが胸をザワつかせます。2人目はコンピュータで世界を変えたスティーブ･ジョブズ。母校で「点と点をつなげる」と演説した意味が関係者の証言により明確になります。3人目の天才は俳優 渥美清。映画「男はつらいよ」誕生のはるか前、結核に冒された下町コメディアンの復活は、テキ屋の口上が支えだったのです。それぞれを興味深く見た私はこの3人の共通点を探しますが、唯一は20代で全員が発していたギラギラ感でした。業界も性格も夢も3人ともに違うのですが、20代の頃の仕事に対する生き様が、群を抜いて関係者や周囲の人間たちに羨望されていたことでした。リーダーシップを含めた才能は、誰が見ても分かりますし、その有り余るオーラに凡人はただ遠くから眺めるだけなのですが、3人の成功はそういう星の下に生まれた人、限られた人だけが到達できた「天界の聖なる異次元」話で、前世の魂が浄化されて新しい人生を歩むという「輪廻転生」が送り込んだ選民を感じるのでした。

勝てるゲームは必ず勝つ

「言い逃れ」とも置き換えられる「その場しのぎ」という言葉、あとのことは考えずにその場だけをとりつくろう意味で使われるのですが、私は日本語の中でも最も使いたくない自分の中の否定語です。今でこそ開き直っているものの、地方に来た当時は、相手との会話の中で「その場しのぎ」を感じてしまうことに言い知れぬ大きなギャップ感を募らせていました。遅々として発展していかない関係や展開にガッカリしながらも、出来る限りの丁寧さで会話をしながら、何とか建設的な内容にしていこうとする私のスタイルは、次第に受け入れられなくなっていきます。「全てをポジティブ」にしていく私の信条が相手に届かないのは、地方独自の生活様式（仕来りや風習）から来るもので、一朝一夕に変えられないことは百も承知なのですが、時間は待ってはくれません。今までに聞いたことのない耳触りの良い話は、地域一帯と一族郎党が一丸となって「騙されてはいけない」と反駁するその姿に辟易しながらも、他人と違う半歩先の世界を行こうと内外に啓発活動を続けるのですが、情報を入手したライバル大手にスキームを感づかれて追いつかれてしまいます。案の定リードしていたであろう部分は程なく並ばれて抜き去られました。第3コーナーを回った私のライフスタイルは、いよいよ大きな舵取りを迫られます。進撃の巨人USJ 15"CM 。 https://www.youtube.com/watch?v=A9MnOgoPIrc

風邪ひいて考える

子どもの風邪が伝染った私は連休が明けてもスッキリしません。当の本人が、何ともなく過ごしているのを見ると、比較にならない免疫力の差に憮然とします。年齢を重ねると病気は治りにくくなるとは言うものの、この歯がゆさは経験しないと分からないものです。特に今の症状は熱の無いインフルエンザのようなもので、体のだるさを中心にした微熱と咳が何となく続いていて気持ちも前に向きません。日本の医療費が40兆円を超える「病気国民」となっている日本は世界でも有数な「病院大好き、薬飲まなきゃ」民族。米国民の医療費2.8兆ドルには叶いませんが、総合病院に一たび行こうものなら「お客様」にされます。東京の豊洲問題が基準値どうのこうのと言われていますが、日本人の健康の基準が厚労省によってドンドン変更され、病院関係者は年々患者が自然に増えて待合室が溢れんばかりにさぞご満悦でしょう。数値化された検査結果の主要な項目が基準値外にでもなれば治験モルモットにされそうな勢いで医者に迫られるのですが、薬漬けにされる前に数値は自分に当てはまらないものがあると思うことも一考なのです。そうは言っても体調が悪くなると何となく過去の診察券を探してしまう悲しきミドルマンなのでした。

ベンゼン検出43000倍？

豊洲市場（江東区）の最終回の地下水モニタリング調査で国の環境基準の79倍の濃度のベンゼンを検出したとの結果を東京都が公表しました。ベンゼンというのは石油化学においては基礎的化合物の一つとして位置づけられているものです。都市ガスを製造する際にも発生し、土壌の中でその濃度は濃くなります。地下水も汚染されることから、その跡地で生鮮食品を扱うのは非常に危険なことです。79倍という数字が一人歩きするようですが、実はその場所によっては79倍どころではない、何万倍という数値が出る場合があることを理解した方がいいようです。こんな事を言えるのも自身のビジネスが石油関連業務だからなのですが、1年のうちに石油業法や消防法上の規定で決められた幾つかの検査の中で、その内容によっては抜本的な土壌の改良をしなければ営業できないケースが全国でありました。基準値については、特に食べ物の中に含まれる場合は微量でも問題になり、英国では食品添加物から生成された微量のベンゼンを含む清涼飲料水が自主回収されたこともあります。政財官と既得権を有している者が利権に群がった果てのことで、都は築地から豊洲への移転に関する最初の一歩を踏み間違えながらも「東京の食市場」を無理やり豊洲に仕立て上げようとした結果、上手の手から水が漏れて、事は大規模になりました。東京で起きた事は地方にも必ず起きます。それは「利権の構造様式」を東京がお手本となって作りだしたからです。APアーカイブよりhttps://www.youtube.com/watch?v=Mbd5IXk6FaU

共鳴とは心から同感すること

「古い古い体質の自民党と特に行政改革の部分で戦っておられる小池知事の姿勢には共鳴をします。」であれば、まず櫂より始めよ。

テイラーGS Miniはキャットウーマン

去年からテイラーの大ファンになった私。今まではマーチンやギブソンをイメージしたものですが、テイラーギターを試しに弾いた私の胸はいきなり躍ります。一言で言うならソリッド感でしょうか、このグッとくるゾクゾクした聴感はストロークでもアルペジオでも同じです。1弦1弦はエラク主張するのですが、6弦全部を奏でてみると折り重なって調和するといった、今までに経験したことのないギターだったのです。というと「何だそんなこと知らなかったのか」となりそうですが、何せ30年以上もギターに接していなかった浦島クンなのでご勘弁。さて、テイラー（TAYLOR）というメーカーは1974年に設立された、いわゆる新参メーカーですが、日本では2000年ごろにメジャーになったようです。この私はその期間、子育てと慣れぬ業界での仕事に懸命で、ギターを触ってはいませんでした。現在私が所有しているテイラーギターは、314ceとGS Mini-e Koa ES2の2本。特に今年になって買ったGS Miniは弾いていて楽しくなります。ちょっと小ぶりのスマした顔は、傍に置いておくと子猫がいるみたいで、つい触ってしまいます。年末にユーチューブで紹介されていた「ギターフロンティア」動画上での音が気に入って決めた1本なのでした。ヤマハ「FJX905SC」からの3本目。https://www.youtube.com/watch?v=HWHDPYZSrVM

ペテン師のtsubuyaki

年末年始の株価と為替に注目していた私。世界が発する面倒のどれにリンクするのかを注意深く見守っていましたが、中東での自爆テロでも、韓国の慰安婦像の撤去問題でもなく、トランプ次期大統領がツィッターで攻撃しまくる個人から企業、そして国家にも反応しなかったようです。何をおいてもここはやっぱり原油なのですね。50㌦を超えて56㌦あたりまで上昇した原油もシェールの存在を牽制しているかの動きになりました。現在はWTI50㌦前後で、専門家の範疇内とする50～60㌦はトランプの就任後、どう推移するでしょうか。さて、その大国である米国の品格を地に落とす行為を地でいっているトランプのハシタナイ行為は今までの歴史から見ても最低です。思惑がどうであれ、SNSで人間の心のヒダを揺さぶるのはそろそろ止めないと国家もろとも軽蔑されてしまいます。大統領就任式までの退屈まぎれの茶番で終わってほしいものですが、しかし株価や為替にもダイレクトに影響を与えてしまう、このIT社会におけるSNSのUP DATEを誰が予見したでしょうか。先日もNHKが、中国のネット通販事情の現実をONAIRしていましたが、ついこの間まで自転車社会だった中国が突然IT社会に変貌し、子供までがスマホを持ち歩くねじれた日常の「戸惑い風情」を画面が映し出します。カメラは大卒の若者3人が進めるECを追うのですが、計画を立ててしっかりとした仕事をしている様には思えません。案の定、根拠の薄い行き当たりばったりの仕入に対して売り上げは虚しいものに。システムが安易に利用できるものですから、資本の重要性に頭が回らないのです。地に足がついていない上辺だけのルーチンワークは最終的に1人バックれて終了。中国共産党の農村改革は、知識不足な人々をぬか喜びさせるだけで彼らにとっての身の丈商売にはなりません。これもトランプのSNSとはまた違う意味で、迷惑な人治国家のファンクションです。俯瞰で眺めてみるとズブの素人が手練手管の詐欺師にゴッソリ資産を収奪されている様で切なくなるのですが、米国の次期大統領がしている行為もこれに似た詐欺ペテンの類。就任早々の経済ギミックは、資産家の90％以上が集中している米国に富をドッともたらすのでしょう。https://www.youtube.com/watch?v=LTQnXpy-xYY