株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

今度の新議長とは握手よりハグだ！

東京都議選挙が終わって2週間が経ちましたが、当選した「都民ファーストの会」新人議員の顔ぶれが一向にはっきりしません。誰一人としてテレビどころかSNSにも露出していないのは何故でしょう。政府を追及する一連の自民党スキャンダルは国会が閉会しても継続されているのに、都政とはいえマスコミが取材しないのは小池都知事に対する過度な期待なのか、はたまた自らタネ明かしするのを待っているのでしょうか。正直、身辺整理に間に合わなかった候補者までもが当選してしまったことに、小池都知事自身が面食らった事は自明です。その中身を精査してみると、知事自身も崖から落ちてしまうほどのスキャンダルで、8月の都議会開催までに新人議員の過去に至る不祥事を隠すことは出来ないでしょう。下手に繕っては政府の学園問題の二の舞になりかねません。新しく始まる都議会の構図は「都民ファーストの会」当選議員の中から議長を選出しなければいけません。都庁職員とともに都政の要を担うことになるのですが、素人議員には到底無理で、都政に経験のある他党から移籍した議員を充てるにしても、元から理念が違うので厄介です。1年前の都知事選は「緑の風」が心地よく吹いたのですが、政治家を養成するための時間がほとんど無かった「都民ファースト」議員は、東京都民に「緑の風」を吹かし続けられるでしょうか。その責任の全ては小池都知事にのしかかっています。今選挙で落選した川井（自民党）都議会議長、小磯（公明党）副議長と小池都知事就任時の握手シーン。https://www.youtube.com/watch?v=t02ojpPnstQ

大相撲にまとわりつく邪悪な風

大相撲の横綱 稀勢の里が、名古屋場所を6日目の14日から休場することが発表されました。左上腕付近の負傷に加え､5日目に左足首も痛めたためとする報道に「負傷がまだ完治していないことを十分認識しているはずの周囲が沈黙した怠慢」だと断言できるでしょう。ファンの期待が大きすぎることもありますが、マスコミ全体の「あざとすぎる」過熱報道が最大の原因で、19年ぶりの日本出身横綱誕生を、我先にカネに結び付けようとした結果「休場は許さない」とする傲慢な雰囲気が常態化したのです。このままでは使命感の強い横綱でも心身ともに持たなくなり、短命に終わるのではないかと心配です。国技といえる大相撲界ですが、時代の目まぐるしい変化にアジャストしていかないと後が続きません。一方、大相撲に共通した世界観で構築されているといえば、歌舞伎の世界もまた同じでしょう。こちらも江戸時代からの慣習文化に縛られ過ぎて、派手な役者ほど自らの歌舞伎生命に終止符を打つ傾向があるようです。最近はとくに災難続きで言葉もないのですが「親の死に目にも会えない」とする風習が21世紀にそぐわないのは明らかです。日本の伝統文化をしっかり継承するためにはビジネスライクという「邪悪な風」に振り回されないような堂々とした相撲道、歌舞伎道であってほしいのですが「背に腹は代えれない」協会の事情も拍車をかける要因の一つです。日本人の意識を改革するのは今がその時で、歪んでいるのは何も行政だけではないようです。横綱 稀勢の里、2場所連続休場。https://www.youtube.com/watch?v=mtrJERXYVuI

命を守る行動

やっぱり異常気象は今年も国土を破壊するべく、九州地方から国内全域にその爪痕を拡大させています。7月5日、九州北部の各地が記録的な豪雨に見舞われました。TVでは「想像を絶する」と被害者は取材に答えていましたが、その凄まじさと同等以上に「あっという間の」時間の早さにポイントがあるようです。気象予報士は「線状降水帯」とする聞きなれない気象のメカニズムを説明しますが、簡潔に言うと「発達した雨雲が次々と列をなして発生して、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過、停滞することで作り出される雨域」なのだそうです。山の形状が集まってきた積乱雲を最大に発達させたのだとすれば、国内全土のほとんどが該当することになります。ニュースは連日連夜に被害救助とその状況を放送するのですが、ここ何年間かはずっと同じ光景を見ることに「国土の危険地帯に対する警戒と防災」に予算と時間を費やせないものでしょうか。激甚災害指定区域に国民の税金を使うことに違和感はないのですが、法的に指定されるための基準は、そのハードルの高さが知られています。我々人間にとって、時間的な余裕を全く持てないまま被害に遭ってしまう現実は、一方でSNSが災害救助のプロトタイプを示唆しているといえるでしょう。TVでは放送されないリアルな被害現場。https://www.youtube.com/watch?v=19iCCgGAf-k

消されたヘッドライン

この「ココ掘れコラム」の枠で書いている時事問題と音楽やスポーツ芸能ネタですが、出来るだけ他と違う目線で感じてみたいと思ったのが始まりでした。決して誰かの受け売りでもコピペでもありません。しかし、ここに来て自分の考えがどうも日本人の、いえマスコミ媒体の目線からズレているように思えて釈然としないのです。政治は選挙から国会までが全体主義的な思想に染まり、マスコミの視聴者受けを狙った演出ショーは、今にブーメランにあいそうで心配です。ネットを見る限り、日本の国民の意見が二つに分断されだしてきたことは誰の目にも明らかです。世間を騒がせる問題の本質がどこにあるのかが、国民それぞれによって違いだしてきたのは何故でしょう。マスコミの無責任さはSNSの進化に負うところが大きいのですが、であれば中庸さが最も重要になってくるのに、安倍政権を嫌悪して野党側の応援団に回っているようでは無能といわざる得ません。2018年の衆議院選挙まで時間があまりない日本ですが、政府与党に代わる政党が新しく登場するでしょうか。受け皿になる政党が出なければ、マスコミは瓦解します。メディアが無視した加戸前愛媛県知事の答弁発言。https://www.youtube.com/watch?v=dbcmya2gozY

「時差Biz」東京だけの悩み

11日、通勤電車の混雑緩和を取り組む「時差Biz」の実施状況を、東京新宿区の地下鉄を視察した小池都知事。時差Bizの目的定義は「なにより、満員電車から少しでも解き放たれることがポイント」です。視察後の取材に小池氏は「大義として生産性を上げるということがあるが、一方で働きやすさという共感が広がれば、定着していくのではないか･･･」さてどうでしょうか、その共感を出勤サラリーマンたちから得ることが出来るでしょうか。早朝の電車に乗車して都心のオフィスに出勤（出勤時間の平均60分）してくるサラリーマンの多くは周辺（千葉や埼玉）県で占められていることが問題の主流なのですが、首都圏の通勤電車は午前8時から9時ごろが混雑のピークで、混雑率の高さでは東西線と総武線が199％で断トツだそうです。2週間が実施期間で都や鉄道会社、企業など約260の企業･団体が参加して、特典もあるとの話ですが、そんな物でつられるようなサラリーマンが東京圏（東京を含む埼玉･千葉･神奈川）にどれだけいるのでしょう。でも上手くいったらいったで、千葉や埼玉にわざわざ一戸建てやマンションを購入したサラリーマンの「家族コンセプト」はぶち壊されたりするんじゃないか、なんて余計なお世話ですが、対策が功を奏す前に就業人口がドン引きするんだな。https://www.youtube.com/watch?v=xsdwpTQRIco

夏の日の庭仕事2017

先週末は家の庭仕事に絶好な快晴日和。朝方にスタートした裏庭の笹軍団は、私に刃向かうような構えに「望むところ」とばかりに根元から鋏で片っ端から切り倒していくのですが、いかんせん気温30℃は私に味方しません。汗が体中に噴き出して第1Rが終了。シャワーを浴びた午後は、恒例の瞑想とお香のラビリンスは一時のパラダイスですが、気がつくと夕方です。生き返ったミドルマンは、いよいよ「草むしり」という強敵に挑む時間を迎えます。フックを棚から1本取り出すと、膝をついての作業は特に根が張り付いている雑草のあがきに窮します。気が付くと時刻は夜の7時、ゲームオーバーです。毎週土曜日の食事は私自身に任されているのですが、体は疲労困憊で両手の指に力が入りません。ふと頭をよぎったのが、去年の今頃に体調不良になったことでした。「救急に行ったなぁ」その不調も庭の草むしりと樹木の剪定に集中しすぎたことが原因でした。「あっという間に1年経った」フライパンに切った野菜を放り込みながら自身を反省するのですが、何事もやりだすと夢中になる癖は、若い時分から変わることがありません。蓼科高原バラクライングリッシュガーデン。https://www.youtube.com/watch?v=4WhJVeD3GbM

隠れ家イタリアンカフェ

葡萄の季節です。ぶどう棚を眺めながらランチができる、イタリアンカフェ「ぶどうの木」。金沢市の北側に心までを微笑ますお店があります。大げさな表現は私が言うのではなく、このお店に誘った友人の全てが口々にした感想です。昨日、学生時代の同級生とランチしようと久々に来たのですが、椅子に座りながら見上げた天井は葡萄棚で埋め尽くされ、窓の外は一面のぶどう園で絶景です。ロケーションは相変わらずの五つ星ですが、肝心のランチメニューを手に取って見ると、これが以前と違って至ってシンプルな構成。「メニューはこうでなくちゃね」ウェィトレスの説明内容もまたシンプルで分かり易い。接客体制が変更された様に感じた私は即座に「定番のボロネーズとアイスカフェオレ下さい」「じゃ私も同じで」彼も合せてくれます。毎月来たいと思う「ぶどうの木」ですが、ミドルエイジの隠れ家的イタカフェに誘いたいゲストは中々現れません。15日からは「夏の夜のバイキング」開催。http://www.budoo.co.jp/

ボルボ社は中国の子会社

北欧の高級車ブランドのボルボ・カーが、同業他社に先駆けて2019年以降に発売する全車種を電気自動車（EV）やプラグインハイブリッド車（PHV）ハイブリッド車（HV）などの電動化モデルを2025年までに100万台販売する計画を明らかにしました。「これではっきりしたなぁ」今朝の日経を手にしながら呟く私の気持ちは詮無いままです。ボルボ社の環境にも配慮した突如の「重大な決断」は石油業界、いえGS業界の終焉が明らかになったことを意味するのですが、どのメーカーも匂わす程度だった化石燃料、つまり1パワーエンジンとの決別をここに来てはっきりと明確にしたのは何故でしょうか。ボルボ社は、2010年に米国フォード社から中国自動車大手の浙江吉利控股集団（ジーリーホールディンググループ）に売却されて子会社となっています。貿易協定を中心にした世界戦略に欠かせない一つに、次世代自動車の電動化は必須でしたが、欧米や日本よりも一番「電動化」条件に合致するのが共産国家中国でした。「環境」という御旗の下でEVに取組む中国の動向は日本にとって深刻です。因みにボルボの2016年度日本輸入販売台数は、前年度比で8.2％増の1万4,914台、同じ外国車のメルセデスベンツの同年輸入販売台数、6万7,386台（前年比3.4%増）に遠く及びません。国内のボルボ車は、この後一気に中古車市場を賑わせながらも、ある日突然人々の前から消えるのでしょう。ボルボ車に乗っているオーナーの売り時は間違いなく「今」です。ボルボ･カー、2019年以降オール電動化。https://www.youtube.com/watch?v=66-wTxAm3Pg

Taylor Guitars Road Show in Kanazawa

今月最初の土曜日午後、私は市内の楽器店が開催したイベントに参加していました。イベントというより、セミナーという方が合っているかもしれませんが、東京 山野楽器とテイラーギター社とのコラボレーション企画により派遣されたスペシャリスト二人によるデモ演奏＆ギタートーク。インディペンデント・アーティストの育成に精力的な虎岩正樹氏のギターセミナーは、実に丁寧でギターを弾かない人にでも理解しやすい内容のものでした。2時間はあっという間に過ぎたのですが、テイラーギターの素晴らしさを余すところなく楽しめた1日で、試奏すればするほど全部欲しくなるのは皆同じです。欲しいギター（818e ES2 GO & 324ce BlackWood）は流石に高い。自身の愛用テイラー314ceですが、6月中旬に修理（ナット交換）に出したまま、まだ私の手もとに戻ってきません（泣）Taylor Guitars Road Showイシバシ楽器心斎橋店。TAYLOR　Grand Orchestraの紹介。https://www.youtube.com/watch?v=L3kiJt977EE

「築地は守る 豊洲は活かす」案はチャラ

昨日、小池都知事の「都民ファーストの会」代表辞任は上手なペテンだと書きましたが、この私は「事はその先にある豊洲築地問題」を含めた一石二鳥作戦に茫然とするのです。選挙後に東京都が開催する議会はその過半数が知事側の議員ですが、小池都知事は自らが玉虫色にしてしまった例の「豊洲移転問題」を議会上で都民F議員たちに反対させる腹積もりなのでしょう。憶測で言うのは何ですが、議会で反対されることを演出して自分の失策であった「安心安全」までもを原点に戻すつもりなのです。こうすれば合法的に豊洲問題の曖昧さから逃れられ、二元代表制への牽制も十二分に果たすことができます。小池都知事の常套手段は、誰も何も言えなくなる一挙両得なズルいギミックですが、そのズル賢さを故意に取り上げないのが日本のマスコミで、野党のだらしなさに望みを失ってしまった彼らの目的は、救世主の如く登場した小池氏の野望である国政進出の手助けにあるのです。今や地上波で放送される政治ニュースのほとんどは恣意的なものとなりました。https://news.nifty.com/article/domestic/society/12198-95460/