メルティングポットになる日本
今年の国内で生まれた日本人のベビーは94万1,000人になると、厚労省が22日発表しました。1872年(明治4年)の統計以降、1876年(明治8年)の94万2000人に続く少なさです。統計元年である1872年(明治4年)の59万3,000人から始まった出生数は、その後8年の間に90万人台に推移し、100万人を超えたのは1883年(明治15年)でした。その後も1年ごとに人口は増え続け、昭和元年以降毎年200万人台をキープします。1946年は戦後の影響で157万人に落ちますが、翌年の1947年はいきなり268万人と1年で一気に100万人以上も増えたのです。続く1949年の269万6,638人が日本での最多出生数になりますが、1950年代に入ると200万人の大台を割り、1980年の157万6,000人、1994年123万8,000人、2000年の119万人と年代ごとに減少します。歯止めが掛からないまま、2011年からは100万人をやっと保つ状態が続き、ついに2016年に97万6,000人と100万人の大台を割ったのです。このまま減少が進めば、日本の経済活動に大きな影響を与えることは必至ですが、2017年の死亡者数である134万人から出生者数を単純に引くと1年で40万の人間活動が失われたことに危機を感じない訳にはいきません。子育て支援とともに東京一極に集中している人口の流れを地方に戻さない限り、日本が欧州並みのメルティングポットになるのは確実です。「早稲田は人種のるつぼ」
https://www.youtube.com/watch?v=qhmpTMVS1MA
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