「嵐年賀状」7枚1セット1,980円ってなんだ!
いつもこの時期になると鬱々となることの一つに「年賀はがき」の発売があります。2000年代に専用のソフトが発売されてからは、時間の短縮が計られて年賀状の意義は虫の息ながらも辛うじて存在感を得ていましたが、毎年の更新が面倒(有償がネック)になった今では、そのソフトもバグって動作しなくなりました。直近の2年間は、ワードでフォーマットしたページに書いているこの年賀状文化っていつまで続くのでしょうか。15日、日本郵便は「嵐年賀状」として「嵐」のメンバーたちが紋付き袴姿で凧を持ったものと、餅つきを楽しむ2種類のデザイン年賀はがきを7枚1セットで発売しました。この私がまだ学生だった頃は、年の瀬に年賀状を書くことが一種の風物詩として捉えられていました。遠い親戚やいとこのお兄さんお姉さん等、中々会えない人に書くのはまだいいのですが、学校の先生やクラスメート、部活の仲間などは正月を挟んで1週間もしないうちに顔を合わせるナンセンスさを理解していても、日本文化の礼儀礼節はまだまだ重んじられていたのです。それが21世紀に入り、平成も再来年で年号が変わろうとする新しい時代に、年賀状の文化はいよいよその役割を終えるのだと考えてもいいようです。インターネット社会が急速に進化し、SNSが老若男女の生活基準になり、世界のコミュニケーションはほとんどペーパーレス化されました。古来より礼節文化の王道を歩いてきた「年賀状」の居場所は悲しいけれどないのです。時間とお金のかかる面倒な存在になってしまった年賀状ですが、SNSを駆け回る人気のメルカリやオークションで、件の「嵐年賀状」のチラシ?が売られている現状では流石に「勝負あった」ではないでしょうか。日本郵便「 そうか平成30年か!」CM。
https://www.youtube.com/watch?v=F_2Xa2dQnWA
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