15.2% シン・ゴジラ
最終興行収入が82.5億円となった2016年の邦画のヒット作が地上波で見られるとあって、楽しみにしていた「シン・ゴジラ」。昨夜テレビ朝日系列でONAIRされたのですが、15.2%の視聴率は局として合格なのでしょうか。図らずも冒頭20分で視聴に力尽きた私は、家族に「見逃していた映画の一つだから録画してでも見るぞ」と気合を入れていただけにこの結果はショックです。久しぶりに期待感に満ちた邦画のネガティブさを書くのは関係者に申し訳ないのだけど、京浜急行の電車が飛ばされ(鉄男の長男がいなくて幸い)て叩きつけられる場面までで、ストーリーにおおよその見当がつくのはいただけません。「なんか自衛隊の有事に備えた訓練みたいだな。これってゴジラじゃなきゃダメな話か」リビングに入ってきた二男が「良く見てるね。その後もあんまり変わらないまま終わるよ」すでに去年の夏に映画館で見ている彼は「つまらない」を連発しながら二階の自分の部屋へ。それでもiPadで情報を収集しながら辛抱強く「シン・ゴジラ」を見続けていた私でしたが、政府の閣僚に扮した俳優たちがゴジラの駆除を巡って議論しあう場面に「うわー何だこれ、臨場感全くないぞ」思わず口から出た言葉に「もういいかもね」カミさんも辟易な態です。Yes Noのデジタル的なセリフも、自衛隊のマニアックなファンにとっては必要だったのかも知れません。それにしても300人を超える役者たちの印象やストーリーにインプレッシブのない「シン・ゴジラ」に只々ガッカリしたのだけど、数々の映画賞を獲得した裏には関係各位に対する忖度のあったことは誰の目にも明らかでしょう。「シン・ゴジラ」は、日本映画のコンセプトを大きく変化させるプロトタイプ的な映画と捉えるべきです。地上波初放送。
https://www.youtube.com/watch?v=d6e3sprI2RM
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