国連が示す「セレモニーの限界」
「今後も太平洋を目標にして発射実験を多く行う」…日本上空を通過するミサイルの発射を今後も繰り返す可能性を示唆した北朝鮮。29日朝に中距離弾道ミサイルが北海道上空を通過した時点で、限りなく有事になった深刻な状況です。政府は夏の期間中に勃発した森友と加計学園の忖度問題に縛られっぱなしで、国民の税金と大事な時間を失いました。マスメディアの執拗な追及は、この北朝鮮の暴挙でさえも日本政府の甘い対応に問題ありと断罪しました。相変わらず近視眼的な民放のニュースは、特にJアラートについて否定的な見解を国民に植え付けたのです。この私は「悪いのは日本政府ではなくて北朝鮮なのではないのか」どっちを向いて解説しているのか理解に苦しむコメンテーターを見ていると「こんな人の解説を許している我々国民にも問題ありか」と思うのです。「危機はすぐそこに来ているのですよ。もう少し日本を大事にしませんか?」外交問題は向き合い方によってはとんでもない方向に行くことは過去の歴史から見ても理解するところですが、相手国が民主国家ではない以上、長く厄介でストレスな日々が続きます。国連では、北朝鮮を非難する議長声明が採択されはしたものの、日本とアメリカが求めているのは北朝鮮に対する「経済制裁の強化」つまりは各国の「石油輸出禁止」にあるのですが、現状は中国からきちんと輸入できていることに国連の無力さが際立ちます。いくら制裁決議を可決しても当事国が「柳に風」では「セレモニーの限界」を見せられる日本だけが惨めな国として世界に晒されるのです。最善の手立てとする対話は空虚に聞こえます。問題の金正恩映画。
https://www.youtube.com/watch?v=cdeRDgKiq7o
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