スキニ―ジーンズはどこが危険?
学生時代の必須アイテムといえばジーンズにスニーカーですが、年齢を重ねると体型が言うことを聞かなくなり、40代の頃から自然と夏は短パン、冬はスェットで場を凌いでいた私でしたが、2000年代より一気に世界に広がった伸縮性のあるスキニージーンズに足を入れると「何だ?履けるジャン」太腿も腹も余裕なのです。爆発的に売れているのを直に体感すると、まとめ買いをしたのは言うまでもありません。スキニー(skinny)とは「ほっそりとした、痩せた」の意味ですが、このジーンズの履き方を間違えると健康被害が発生するとの報告に眉唾を感じた私は調べます。「神経学・神経外科学・精神医学ジャーナル」の電子版に2015年6月23日に掲載された論文は、オーストラリアのロイヤル・アデレード病院 Karmen Wai医学博士らによるもので、35歳の女性の症例を取り上げています。かいつまんでまとめると「彼女は数時間しゃがんだままで作業した後、歩こうとしたら足の感覚が無くなり、そのまま病院に搬送されて4日間の入院を強いられた」のだとか。この症状「コンパーメント症候群」は、脚の筋肉と神経が損傷、重篤になれば腎臓の損傷にも繋がるという、何とも想定外の恐ろしい世界に入り込むのです。スキニ―ジーンズをカッコよく履きこなすための5つのポイントをKarmen Wai医学博士が指摘しています。①長時間毎日の着用は避ける②スキニーを履いて脚を圧迫する態勢を避ける③ストレッチ素材を選ぶ④極端なサイズの小さいのは避ける⑤脱いだ際はマッサージしながら脚をほぐす。オシャレを楽しむには我慢が大事とはよく言いますが、あきらめない気持ちも大事です。
https://www.youtube.com/watch?v=9WvMptnNTVs
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