卒業写真
2月があっという間に終わり、春まじかの3月を迎えました。世間の人々にとっては年度末という悩ましく面倒くさい、しかし大変重要な月度です。官公庁や企業にとっては転勤を主体とした異動の月であり、決算月にしている民間会社も多いでしょう。学生にとっては卒業式を中心にした進学就職の進路が決まり、個人にとっては確定申告、その他にも悲喜こもごもな人間模様が描かれる12か月の中でも特別に感慨のある3月ですが、映像や音楽の世界も「桜」をテーマにした作品が溢れんばかりに排出されてきました。それほど3月は待ち焦がれる月なのですが、このような文化や概念は日本だけでしょうか。俗に「会計年度」と「学校年度」という言葉で括られる始期から終期の単位ですが、会計年度が1月~12月という国はフランス、オランダ他7か国、日本と同じ4月~3月という国はイギリス、カナダ他3か国で世界共通ではないようです。一方、学校年度ですが、世界的には9月始まりという国が多いようで、4月始まりという国は世界の中でも日本だけという事に「うむむ」な私。他国の文化事情が時期を異にしているのでしょうが、学校年度に関して言えば、米国のように9月始まりになれば日本はナイスです。特に大学の入学試験は絶対「夏季」の実施でしょう。いまだに日本海側にいる受験生のメンタルは途方もないほど「ないがしろ」にされていることが話題になりません。日本海側と太平洋側の気候の違いが、人間の向上心にまで影響することを政府と文科省は無策で通しました。このツケは近いうちに回ってきます。40年前に受験生だった私は、何とか挑む季節を変更してくれないかと思ったものですが、現在もなお、入学試験は1月から3月の厳しい雪の降る季節で実施されています。卒業写真。
https://www.youtube.com/watch?v=xgVFGhl7CSo
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