東京VS地方
SPAという雑誌の見出しに目がいった私。東京と地方はどっちが幸福なのかを出身地や学歴、現住所で比較したところ、地方出身地方在住者の幸福度が一番高く、東京出身地方在住者が一番低いとなった結果に「うむむ」です。これは30~40代の男性読者を基にした調査アンケートなのだけれど、50代の私は納得がいきません。地方出身東京在住者だった私は、大学時代の「毎日が日曜日」生活や、バブル期にマスコミという天職につけた幸運のお陰でしょうか、東京にはいい印象しかありません。もっともバブル以前の数年間は言い知れぬ地獄の日々が続きましたが、それでも不幸だとは考えも思いもしませんでした。ひとつ難点を挙げるとすれば生活レベルがバブルによって激しく入れ替わり、その立場によって経済的に困窮した時期があったのは事実でしたが、それでも希望を切らせたことはなかったのです。バブルが弾けた数年後の1996年、私は地方在住者となっていました。ほどなく、地方では早慶クラスより偏差値が低いと思われる地方の国公立大学出身者が、県庁や市役所に就職するパターンが最強なのだと知ります。幸福ではなくて最強というのは極端な話、犯罪者になっても「彼は○○大付属高校出身、魔が差したのだろう」とか「国立○○大学出身に悪い人はいない。何かの間違いだ」などと県全体で高学歴の犯罪者を擁護する風潮があることです。地方独特の最強な勘違いはそろそろ終わりにするべきでしょう。「学校の勉強ができて頭がよければ何をしてもいいのか」と負け惜しみをいう私ですが、IT業界での成功者の多くは、しがらみも学閥も都会も地方もない「実力」だけで幸福を掴んでいます。年収、貯金額、学歴、持ち家、既婚等を中心にした「東京VS地方」の幸福度を計ったところで、肝心の「実力と価値観」を中心にした「ハートマインド」を計らなければ意味がないようです。「早慶対地方旧帝大!行くならどっち」武田塾の受験相談SOS。
https://www.youtube.com/watch?v=w2UIgOxHcDw
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