テレビから芸能人が消えていく
例のゲス話になることに抵抗を感じつつも、あえて総括したくなったのは、時代が芸能界の定義を急変させている事に危機感を抱いているからです。今から1年前の1月にいきなり飛び出したLINE不倫ゲス話は、1年後の今になっても、当事者は元通りの場所に復帰できていません。男性は活動そのものが停止に追い込まれましたが、音楽という才能面では惜しい気がします。片や女性タレントの方は1年前には芸能人のほとんどが彼女を擁護しました。ほどなく復帰できるような環境づくりを周囲がしたにも関わらず、未だに完全復帰できないのは何故でしょうか。幾つかの業界ルールに本人自身が納得していない事や、事務所との軋轢も一つの原因でしょうが、デビューから今まで培ってきたバラエティキャラを思い切って文化的分野(ユニセフ関連のメディア担当等)にシフトした方が、大衆に対してアピールできるのに、腹を括れないとしたなら残念です。半端なスポット番組に出演して、成長の感じられない相変わらずの場当たりトークをしているようでは、チャンスは巡ってこず世間の支持も取り返せないでしょう。昨年末から今月にかけて芸能人のゲス話が懲りもせずに横行していますが、気になることの一つは、芸能人の器が驚くほどに小さくなっていることです。芸能レポーターが活躍していた昔と違って、小さなスキャンダルがSNSによって一気に全国拡散されてしまうことに、弁護士によるプロテクト手法を使いだした事務所側の配慮が、芸能人たちを逆に腑抜けにさせているのでしょう。2017年は去年の教訓を生かすどころか芸能人(超一流以外)たちそのものが消滅しそうな雰囲気一杯です。もっともユーチューバーに代表されるような、投稿ものの方が断然にユニークで面白いのですから淘汰は仕方のないこと。あらゆる業界の仕事が減っていくことを約束されてしまった日本と世界の将来はとても暗いのです。6秒動画サイトです。Vineのサービスは2017年1月に終了しましたが、終了前に投稿されたVineはいつでも閲覧ができます。
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