カムバックは名前を変えて
マスコミとはいかにポピュリズムなのかを垣間見ることになるゲス事件ですが、ここにきて、ほとんどの情報系TV番組が、件の女性タレントの復帰を後押しし始めました。ゲスの方が今年で音楽活動を休業宣言したことで俄かにチャンス到来とばかりに司会者からコメンテーターまでが連呼のパレード。9月に掲出された宝島社の新聞広告で復帰の地ならしが出来たと捉えたマスコミは、世論の風が思うように吹かないことにイライラします。師走になってからの更なる焦りの姿勢は何が裏で絡んでいるのでしょうか。このゲス・スキャンダルがフェードアウトすることになれば芸能ジャーナリストたちにとってはメシの食い上げです。擁護する言葉の端々にお金の匂いがプンプンする彼らは、恥も外聞もないのか終いには彼女が出演していた番組を新しい番組に衣替えしたらどうか等と、もはや本質から逸脱した暴論まで飛び出る始末。彼女がTVから離れて1年が経過しようとする中で、どうしても必要だとする議論はナンセンスに聞こえるのですが、「カムバックするなら180度変わったスタイルで」ズバリこれを世間は求めているのです。
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