高齢者を自動運転車に乗せる日
日本の高度成長に欠かすことができなかった自動車ですが、それを運転する高齢年代層に異変が生じています。21世紀に入り、65歳以上の高齢ドライバーの年齢比率が全国平均で20%を超え、75歳以上の後期高齢者も5.5%の高さになったのです。さらに全体に対する免許保有率でいえば高齢者49.7%、後期高齢者は28.1%の高さです。この数字を物語るかの如く高齢者による交通事故が、今社会問題になっています。毎日のように起きる事故の報道映像を詳細に見る限り、後期高齢者が起こす事故の自動車が年式の古い車両に多いのではないかと見る私ですが、1年ごとに大きく進化している自動車業界にあって、2000年中頃までの自動車等は博物館から出てきたような趣です。2016年の今年は、ついに自動運転可能なWGNをニッサンが発売しました。社会の秩序を守るべき政府は、この際1日でも早く自動車業界の協力を得て、関係法令の改正を所轄省庁に指示、地方自治体に対しては75歳以上の後期高齢者が取得している運転免許と保有車両の実態を調査させ、既存の車両を自動運転車両に交換できるような「高齢者特別措置」の制定、免許証についても「自動運転車両に限る」等の免許制度を部分的に変更した「高齢者運転アクションプログラム」(私案)を発表して、社会に問う姿勢をスピーディに見せるべきです。高齢者の免許返納を唱えるだけでは「ファッショ」になりかねません。
https://www.youtube.com/watch?v=N-VMyDEG6VQ
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