初めての握手はチカラ加減です
安倍晋三首相は17日午後5時(日本時間18日午前7時)前、訪問先のニューヨークでトランプ次期米大統領と1時間余り会談したニュースが世界に報道されました。公式ではないにしろ、会談は世界にエポックです。このアクションは双方にとって大きなメリットになるのは言うまでもない事。トランプと握手した映像が全世界に行き渡った瞬間、首相自身の政権が盤石になったことを内外にアピール出来たのでした。パフォーマンスは小池知事から教わったのでしょうか、実にナイスです。一方トランプは選挙戦での暴言を訂正できる機会に恵まれました。日米同盟の本質を知る上で日本の首相からの明快な説明は、軌道修正する格好のエクスキューズになります。一般にビジネスを進める時には、相手の希望を丁寧に聞く耳が大切になりますが、レクチャーを受けた基本事項を反芻することで、初めて落としどころが模索できるのですから、互いに有意義な出会いだったでしょう。世界の中心に日本がいる事を実感する瞬間です。
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