人生のメリハリは東京でどうぞ
人の生き方もいろいろですが、生きていく上で大切な一つに経験があります。それも夢と希望を両手に携えての経験は、何物にも代え難い人生の栄養素です。その栄養も偏ったり、不足したりすると「井の中の蛙」になってしまい、恥ずかしい思いをするのです。この恥ずかしい思いも、経験を積み重ねるからこそ分かるのですが、私の大学時代のサークル仲間でバンドのリーダーが来月に来沢します。浜松市出身の有谷仁志君は、私が出会った音楽仲間の中でもインテリジェンスを一番感じさせたギタリスト。今から37年前、大学2年生になった私は講義をまともに受けません。代返や代筆に頼る優等生とは正反対の、いい加減なキャンパスライフを送っていましたが、バンド練習を欠いたことはありませんでした。その理由の一つに彼の存在があったことは言うまでもありません。講義の帰りしなに彼の部屋に寄って「曲が出来たんだけど」とオリジナルを弾くと、彼はその場でアレンジをしてくれた記憶があります。それまで幾つかのバンド経験がある私にとって、彼のようなタイプは初めてでしたし、引き出しの多さは学ぶに値するものでした。全てに波長が合った訳ではありませんでしたが、バンドはそれくらいが丁度いいようです。
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