新御三家も還暦です
御三家(ごさんけ)とは、最も有力、有名で格付けされた人気のある三者を表現する総称ですが、江戸時代に徳川将軍家に連なる尾張・紀州・水戸の三家が「御三家」と呼ばれて別格扱いされていたことに由来するのだそうです。三羽烏や三役、三本柱、ビッグスリー等「三」は一つの事柄を括る際に必要便利な数字なのでしょう。今話題のポケモンにも御三家がいるそうですが、歌謡曲の世界で「御三家」というと舟木一夫、橋幸夫、西郷輝彦。1950年~60年代にかけて名を馳せた歌謡界の星でしたが、その後を引き継いだのが郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎の三人で「新御三家」と呼ばれるようになります。元祖を超える勢いは、桁外れのレコード売上げや歌番組の視聴率で確認できるのですが、歌謡界は彼ら「新御三家」を別格扱いすることで、どれだけの恩恵を受けたのでしょうか。デビューから現在までのすべてのシングル・アルバムの総売上枚数は、郷さん1590万枚(39位)西城さん1391万枚(59位)野口さん950万枚(96位)となっています。(因みに1位はBzで8151.5万枚)1970年~80年代は、日本の歌謡曲全盛の時代で、彼らの歌がTVやラジオから流れない日などありませんでしたし、年末恒例の賞獲りレースも、三人なしでは成立しなかった時代です。最近になって、その時代を回顧する番組がBSなどでONAIRされ始めましたが、三人の中でも特に西城秀樹(61)さんの事を気にしている人が多いのではないでしょうか。西城さんは2003年と2011年に脳梗塞という重大な病気に罹患、リハビリを懸命にされている姿は痛々しく映りました。昨年還暦ライブが報道されましたが、今年に入ってマスコミの前に姿を見せたのが6月で、かなりやつれた表情に心配が大きくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=P12pxbPcV9A
コメント