株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

シャープは「金持ちの息子」？

シャープを買収する台湾の鴻海（ホンハイ）精密工業が、国内外で7000人程度の人員削減を発表しました。それまでの紆余曲折を気が気でない思いで見ていた私の感想は「やっぱりね」でした。鴻海会長は「買収したら俺のやり方でヤルぞ」という顔つきで取材に応じていたのを思い出します。現在のシャープの経営陣の首はほとんど飛ぶのでしょう。その周辺の使えない取締役たちや、部長級も残れる人はごく僅かでしょう。私も経営者の端くれの一人として、「一生懸命やっている人と、寝ている人が同じ給料なのはおかしいので、必ず変えたい」や「会社にとって利益がないと判断したらきっぱりカットしたい」とする会長の言葉は当然と解釈します。シャープは雇用の維持などを条件に鴻海の傘下入りを決めていましたが、この現実をシャープの腐った頭たちが理解するものでしょうか。自分だけ、派閥の仲間だけ残してくれるなんて甘い考えでいたのではないでしょうか。日本の大企業の体質を垣間見るのですが、とりわけサラリーマン社長の底の浅さが世界に晒される結果となりました。どこの世界も「金持ちの息子」は教え甲斐のないものです。「人のふり見て我がふり直せ」ドラスティックなチェンジが、当店にも待ったなしとなりました。「シャープ4Kテレビ」https://www.youtube.com/watch?v=-XLSdjxYs1U