GSの「ジ・エンド」
日本自動車工業会が発表している、直近10年間の「自動車需要台数」の推移です。06年561万台、07年531万台、08年470万台、09年488万台、10年460万台、11年475万台、12年521万台、13年569万台、14年529万台、15年493万台。お分かり頂けたと思いますが、車の需要は減っていません。車自体は減っていないのに、我々石油業界、特にGS業界の数量減販は年々深刻な対比率を示し、斜陽に入ったのかとさえ思わせます。2020年にはハイブリッド車が新車の70%以上、保有の56%に達するのだそうです。GSの減販は自明の理なのに、未だ数量競争に明け暮れているトホホ業界。他方、カー用品の雄である「オートバックス」の業績悪化が明らかになりました。「イエローハット」や「ジェームス」などに顧客を奪われているのだそうですが、何故そうなったのでしょうか。この2つのライバル社は、大きな方向転換を図っていました。専門性を好む若い男性客から、家庭的な接客を好む女性客やシニア層に接客をシフトしたのです。結果、イエローハットの業績は「09年売上高896億円」に対して「16年売上高1,259億円」の4割増となり、オートバックスは「07年営業利益122億円」が「16年営業利益67億円」と半減したのでした。確かにこれだけで云々できませんが、GS業界に通じることが多そうです。GSの概念を返上する販売店を目指すのなら、接客に対するマンパワーのスキルアップは絶対です。「ハッピーエンド」か「ジ・エンド」とするか2つに1つとなりました。「GS繁盛塾」
https://www.youtube.com/watch?v=DmFWvD_mKs8
コメント