恒例の金曜バッシング
「信義にもとる話です」これは1995年、前都知事の鈴木俊一氏が在任中に発表していた「世界都市博」開催を中止するために出馬した青島幸男氏の記者会見声明です。作家でタレントでもあった青島氏は、この後170万票を超える票数を得て、東京都知事に当選したのでした。青島さんは選挙後、公約通り「都市博」の中止を宣言します。しかし東京都議会は、賛成多数をもって開催を強行しようとしたのです。冒頭の言葉は、そのときの議会運営の混乱を鎮静化させたもので、結局「都市博」は正式に中止されました。当時の東京都民は「よくやった」「約束を守る都知事」と、もてはやしましたが、一方で建設業を中心に倒産の憂き目にあわされたた会社があったことも事実です。あれから20年が経ち、再び「信義」が別の形で問われる事態に発展しています。青島氏と違って、現都知事である舛添要一の疑念は、東京都民に一番嫌われる典型的パターン。合法とか非合法を問うているのではなく「信義」を問うているのが分からない都知事の同じ文言を繰り返す態度に、病気の可能性を指摘する向きもあります。何せ記憶にないことが多すぎているのですから、議会開催とともに、代表質問者は、脳の精密検査を嫌味だと言われても実施(認知症の疑い)するよう促すべきです。2006年の会見で「儲けることのどこがいけないのですか」とした「信義にもとる」言葉を言い放った投資家がいましたが、インサイダーの疑いで逮捕されて以来、居住まいをシンガポールに移しています。現都知事も日本から追い出される日が来るのかもしれません。前回の選挙CM。
https://www.youtube.com/watch?v=Vq5F5NjZo9I
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