株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

ラケットと刀

全仏オープンがスタートして、錦織圭選手が順調に勝ち進んでいます。ここのところNO.1のジョコビッチ選手との一騎打ちが続いたのですが、彼の牙城を崩せないでいます。直近での対戦で1セット奪取したのが目を引きましたが、ローランギャロスでの対戦はあるのでしょうか。トーナメントの山が違うので、対戦するとなればそれは決勝の6月5日です。錦織選手の現在のコーチである「マイケル･チャン」は一度だけグランドスラムを制しましたが、それが全仏オープン（1989年）。対策はマイケル･チャンが一番理解していることでしょう。私はチャンの現役を知る一人ですが、台湾系アメリカ人である彼のプレイスタイルは「諦めない粘り強さ」にありました。体は（175cm）大きくありませんでしたが、しつこいテニスが信条だったのです。錦織も、この点ではチャンに似てきたように感じます。グランドスラム以外のレギュラーツアーもONAIRされる時は、じっくり見てきた私ですが、彼の得意であるドロップショットもそうですが、パッシングショットが磨かれてきた印象です。脚の状態も悪くはないようなので、体力勝負と言われる全仏オープンの制覇が俄かに現実味を帯びてきました。順調に進めば、準々決勝で宿敵アンディマレーと対戦、そこを乗り越えれば、難敵ジョコビッチが決勝で待ちうけます。参加選手128名の頂点に立つには、「前門の虎、後門の狼」と試練が続くのです。でも、試合後（試合中のラケット投げはダメ）の控えめな発言と謙虚な姿勢は、我々見る側を共感させるに十分で、応援しがいのあるアスリートです。女子の大坂なおみ選手の活躍も見逃せません。1989年マイケルチャンのCMと錦織のサムライCMです。https://www.youtube.com/watch?v=P3EnWJUaDS0
https://www.youtube.com/watch?v=XhwzoIEKGGE