株式会社　津幡石油        (tsubata sekiyu)

天変地異とニコラ･テスラ

「東日本大震災」級の熊本地震と「リーマン」級のパナマ文書、この2つが起こしたショックは計り知れないレベルで日本経済を直撃しました。これに原油の動向が急変したなら、政府は消費増税を再度延期せざる得なくなるでしょう。世界に与える影響は甚大です。オリンピックまであと4年を切った日本ですが、私たちの知らない所で、いろんな法改正があった事はあまり知られていません。インバウンド効果が言われて久しいのですが、これだけ多くの外国人が観光に来られているのは、2014年に政府外務省が「ビザ」の発給制限を緩くしたことが一因です。特に中国人に対する緩和を筆頭にタイとマレーシアはビザ取得を免除、ベトナムとフィリピンは期限内であれば何度でも訪日できる数次ビザを発給しているようです。安倍首相は、東京五輪が開かれる2020年までに観光客を目標の２千万人から4千万人に変更しました。政府は相当に手応えを得ているのでしょう。国内のインバウンド消費は、12年に1兆円台だった数字が、14年には2兆を超え、15年は3兆を大きく超えたのです。その多くは中国･台湾･韓国の３国で占められているのですが、爆買い№１で知られる中国観光客が落ち込んでしまう施策が、つい先ごろ中国政府により発表されました。国内の関税が引き上げられることになったのです。国内での消費を促すための施策とのことですが、家電から消耗品までがほぼ２倍の関税になります。これにより、日本人が今まで目を疑ってきた中国人の爆買いがいつまで続くか見極めがつかなくなりました。幾つかの不安は、あのニコラ･テスラの世界を呼び起こすかのようです。外務省HP。http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001624.html