日本版「フィーマ」の発想
災害という概念をしっかり頭に刻んでいたはずなのに、不意を突かれた夜になりました。昨夜、九州の熊本県を襲った大きな地震は、定点カメラの尋常ではない揺れ方でわかりました。次々に震源地と震度数がテロップで流れ、音声もけたたましくて、見ているこちら側も緊張感に包まれます。地方都市の夜の9時台は、東京と違って経済活動がクローズ時間に差し掛かるところで、地域によっては寝室で眠る時間でもあるでしょう。ニュースを見る限り、震源地の町が壊滅状態にありそうなので、自治体と警察･消防がしっかり責務を果して欲しいと願います。国民が頼みの綱とする自衛隊もスクランブル体制で対処するでしょうから、政府は福島の教訓を最大限に生かす時です。ただ、TVを見ての印象ですが、急な災害に対する準備が熊本県に感じませんでした。災害は合図なしで突然襲いますので、危機感を常時、心に携えておかないと人命がドンドン失われていくので心配です。緊急事態で一番重要なのは関係法令の措置です。米国の「フィーマ」を例に学習していけば自ずと規制も緩和の方向にいくのですが･･･｡よく「心構え」と言われますが、日ごろからその時のために「備える概念」を自治体全体で共有を計ることが大切になります。でも20年前から法則の資料を読んでいた私ですが、4月14日という日に気づかないようでは、危機感を言う立場にありません。FEMAには賛否があります。
https://kotobank.jp/word/FEMA-615380
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