誰かに見られてる
私が1999年の夏に始めたインターネット環境は「ショボい」ものでした。現在とは比較しようにもできないでしょう。ホームページを見るとき、正式な画面に到達するのに1分以上かかるのはザラでした。トップページが見えるまでにカップ麺が食べられたなんてもう笑い話です。ヤフーサイト内の懸賞付きアンケートに応募すると、かなりの確率で当たり、家に帰るとビール等が届けられていたなんてことは一度や二度ではありません。その後、ITは瞬く間に進化しながら顕在化していきました。2000年代の中頃には猟奇的な事件が頻発して起こっていましたが、それをネットで実況中継するような輩が登場してきました。このころを境に日本、いえ世界は大きく変化していきます。2004年フェイスブック、2006年ツィッター、ウィキリークス、2011年あのベッキーのCMで一躍有名になったライン、最近ではインスタグラムでしょうか。とにかくこの10年以内でSNSの普及率は億の人口に達したのですが、危機感に乏しい日本人は次から次へとこのSNSの餌食になっています。TVの在り方を問うている間隙をぬって鎮座したバケモノはあらゆるメディアを凌駕し、人間の良心や国家の文化を食いものにしていることに人々はどう感じているのでしょうか。銃を持つ代わりに四角い形のバズーカを持ち歩いているのと同じです。相手が被る犠牲は一瞬にして、その人の人生を失わせることと、格段に利便性が向上して生活に欠かせないEC(ネットショッピング)は背中合わせにあるITの功と罪です。1984年の楽曲。ロックウェル「somebody's watching me」
https://www.youtube.com/watch?v=7YvAYIJSSZY
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