「茹でガエル」とは私たちの事です
「もはや日本においては価格下落が需要喚起の切り札にならないという構造的な需要減退期に突入したと言えるのかもしれない。」業界新聞のキャプションを読む限り、もう完全に斜陽産業の仲間入りした感のある石油業界。センスの欠片もないGSは店の面構えを見れば分かろうというものです。同時に経営感覚の鈍感さには驚きを隠せません。この業界は隣の販売店が1円下げれば即、追随するコスト意識や自覚の薄い世界。計画性や展開力など微塵もありません。関係省庁、元売や組合、その他関連筋もただ放置するだけで業界挙げての改善など逆にタブーなのです。それで今まで良くやれてきたと思われるでしょうが、1ℓの半分以上が税金で占められた商品の性格上だといったらご理解頂けるでしょうか。これ以上掘り下げて説明するわけにいきませんが、創意工夫や努力などという言葉のない業界であることは確かなのです。この私はマスコミの世界からやってきた、いわば外様で、最初は訳も分からずの経営でしたが、徐々に手応え(メカニズム:制度)を掴みます。しかし業界のレベルがこれほど低いことに手も足も出ません。戦後からの「しがらみ」と「既得権」で、がんじがらめにした精販一体の複合体は、そんじょそこらの刺激では動じません。しかしこれでいいのです。少子高齢化社会、車に乗らない(乗れない)若者と高齢者、自動車メーカーの脱石油と電力会社やハウスメーカーが推奨するオール電化、それに再生可能エネルギーが常識になった今、この石油GS業界のとんでもない愚鈍な人々に天誅が下るのです。それでも無能な業界のことですから「茹でガエル」状態のまま生死を彷徨うのでしょう。中東の混乱をみれば化石燃料の末路もみえるというものです。圧巻のF1洗車。ユーチューブですが、PCのみの視聴です。
https://www.youtube.com/watch?v=iQPQZBWTc6Y
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