厄介で幼稚な熱愛
「自由と安らぎの国へ逃避行の旅にいってらっしゃい」 とアドバイスしたくなるような例の「ゲスの話」が続いていて、正直うざいの極み。番組司会者やコメンテーターたちも、IT社会によるSNSのネガティブ性(ITの利用条件として情報漏れのあり得ることを前提とする)ばかりにフォーカスを充てて、問題の本質をエグらない、すり替えた「とんちんかん」話に聞かされる方はゲンナリです。この「とんちんかん」がどこまで続けられるのか分かりませんが、鍛冶屋の相槌の音から来たといわれる、この「とんちんかん」。物事の辻褄が合わなかったり、間抜けな言動をする人のことを指すのですが、最近では日常会話においてあまり交わされません。この私にとっての「とんちんかん」は1966年からONAIRされた『魔法使いサリー』というTVアニメの登場人物である「とん吉、ちんぺい、かんた」の3つ子をいいます。3人のコンセプトはその名の通り「とんちんかん」な騒動を起こす、悪戯坊主として描かれていますが、その3人も最後は「ごめんなさい僕たちが間違っていました」と反省して主人公に謝り、ジ・エンドとなるのですが、件の戯言(ざれごと)はそうはいきません。毎週の暴露報道内容に当事者は「燃え上がっていく情熱愛」をSNSで確認し合っているのですから厄介です。管理する立場の関係者たちは、どんどんビジネスから遠ざかっていく幼い2人(舞い上がった男と免疫のない乙女)を黙って見ているのでしょうか。本来ビジネスライクがスマートに実行されるべきショービズの世界ではあり得ません。
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