TV業界のTPP
いよいよTV業界も今年が崩壊の元年になるのでしょうか。大きな出来事が次々と露わになりそうです。長く続いてきたTV局とタレント事務所の蜜月はもう終焉の一途を辿るばかりで、ここへきてさらに顕著になりそうです。あまりにも守銭奴たるやり方にスポンサーが匙を投げているのも理解できます。同じ事務所のタレントが、朝から晩まで番組はおろか、CMにまで露出していることに正直うんざりなのです。しかもどの地上波の、どのチャンネルに代えても同じ顔ではゲップもでます。好感度あるタレントの不祥事や、視聴率も大して獲れない未熟なタレントを主人公にしなければいけないTV局は今が大転換する時です。視聴者がそれを期待しているのですから思い切った大ナタを振るいましょう。スポンサーも広告代理店にいつまでも騙されないよう、社内に新しくITを中心にした「メディア戦略部」を設置しましょう。今までの宣伝部や広報部では「しがらみ」が残って邪魔をするだけですから潰しましょう。千里の先まで見通すことができる目の意味で使われる「千里眼」という言葉がありますが、遥か遠くまで見通す能力、直覚的に感知する能力を持つ人がこれからのTV業界に必要なのです。しかし、残念なことに非社会的出来事が起きる度に、収拾する手段として昭和的解決策を用いるので、視聴する側は流石にTVの鈍感さに呆れ果てました。このままだと近い将来、地上波を見なくなる日がくるでしょう。TV業界は、千里眼を持った人間たちで溢れているIT業界に、しっかり向かい合ってほしい。なにより、一番遅れているのがTV局とスポンサー、タレント事務所なのだと自覚するべきで、アナログの捨て場所が地上波とならないためにも、新しいTV概念を生み出す時(チャンス)なのです。
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