俺の酒が飲めないのか
明日から師走ですが、そのような素振りも感じない今日この頃。というより年齢の故か、とにかく時の過ぎ去るのが超早い。日本の素晴らしい四季の移ろいも、人にとっての心地よい季節である春と秋の手応が長く続きません。とはいえ、師走の声を聞くと忘年会となりますが、この私には学生時代を除けば縁遠い行事の一つに数えられます。日本文化ともいうべき忘年会ですが、イマドキの忘年会はどんな感じで行われているのでしょうか。「無礼講」などと言い合いながら、酒を酌み交わすもしっかりチェックされていた、なんて人が今もって大多数ではないでしょうか。「俺の注ぐ酒が飲めないのか」なんて迫ってくる先輩や上司にゲンナリ、まさに「くわばら くわばら」なのですが、一番難しいのは接待です。するのもされるのもよくありましたが、私はする方のが馴染みます。楽しくはありませんが、されるよりはマシだと思うからです。商談の延長線上にはお酒が必須になるのは仕方ないのですが、酒が飲めなくてもビジネスが失敗することなどありません。酒が飲めない程度で吹き飛ぶような仕事は、たかが知れているのです。また飲める飲めないに関わらず、いくら飲んでも緊張感からか酔いませんし、酒の味もしません。ただ、相手に喜んでもらえればOK。それでスムーズに仕事が進行するのなら安いものだと思ったものですし、なにより接待の積み重ねで得たものは「気配り」と「配慮」でした。忘年会は接待とは違いますが、大事なことは中庸さを失わないことです。うまい酒を飲みたい時は、利害関係のない学生時代の仲間と飲むのが一番ですね。
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