有権者は18歳
来年の参議院選挙から18歳の未成年に選挙権が与えられます。報道上では選挙のメカニズムを中心にしたことに世間の目が向いているのですが、裏では財務省の目論見が透けて見えるようです。ズバリ、これがきっかけで18歳成人に世論が傾けば、合法的に税収が得られるからです。(親の同意ナシでローン等が組めるのだよ。怖いねえ)しかし、人の親としては、選挙権を行使して投票までに至る過程には大いなる疑問符をつけたい。18歳の大多数は高校生(勿論社会人もいます)で、しかも国公私立を問わず教師の下で学んでいる環境上、彼らの影響を受けやすい。かつて教師を恩師と呼んだ時代に学生だった私は、プロパガンダを啓発されやしないかと心配です。また学校単位で考えた場合、まだ流されやすい未熟な精神の未成年者たちが暴力的な方向に行くことも想定されるので、甚だ鼻白みます。さらに家族単位で考えれば、地方にいくほど親の影響は絶大。これでは本人の1票は形骸化するだけです。このことだけでも18歳の選挙権交付は「投票率が上がる」とか「若者の政治意識を高めて反映させる」とする政府の見解は、大義にもならないことがお分かりいただけるのではないでしょうか。ただ240万票(18~19歳:組織票になったなら一大事)程度が新たに増えて、ふざけた政治家を何人か当選させるだけです。さて、世の未成年の親御さんたちのご意見は如何でしょ。
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