ニュースキャスターの資質
芸能人の結婚ニュースが久々に日本政府の高官にまで響き渡っています。結婚報道でこれだけ賑わうのはイギリスのキャサリン妃以来でしょう。その中にあって、政府の内閣官房長官がTVの生放送番組に出演した際の感想が他局で批判されました。長官曰く「この結婚がきっかけで世のママさんたちが子供を産もうとなれば国にとっても素晴らしいことになるでしょうね」等とするコメントに対して「子供を産むのは個人の自由で政府にとやかく言われる筋合いはないと思います」と食って掛かったような言い方で、そのTVキャスターとコメンテーターは批判したのです。この前段に当事者の芸能人が「子供は勿論欲しい。女の子なら一緒に外出したい・・・」等とするVTRが放送されていたことを考えれば、長官のそれは他意のない純粋な意見として捉えるべきで、正直これには「うむむ」です。局事情を鑑みたとしても、とんでもない過剰な反応で被害妄想なコメントを真顔で言われることにこっちがドン引きしました。公共の電波で次元の低い批判をすることは権力の乱用です。夜遅い時間帯のTVニュースであっても全国ネットですから、言葉丁寧に誤解を招かないように伝えるべきですし、そのTV局を代表する番組であれば尚更です。洒落っ気たっぷりに話をするか、皮肉を込めてクスッと笑わせながら次いって欲しかったなあ。それとも狙ってコメントさせるほど切羽詰まった何かがあるのでしょうか。鯱(シャッチョコ)ばってます。「注:鯱のようにいかめしく構えた態度をとる」
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