官兵衛に会える 後篇
ということで、この私は官兵衛の大きな墓所を拝むことが出来ずじまい。同行してくれた担当者の「残念です」の言葉に愛想笑いで応えながらも心は「土ろう」のまま。このハマった私をここから出してくれぃ・・・。これは誰かの謀略ダ。謀略に決まっている。寺院の周辺を歩きながら呪文のように唱えるのでした。ぐるりと一周回って正門に戻ると、タクシーを拾い担当者とともに日航ホテルへ。「つきあってくれてどうもありがとう」「いえいえ黒田官兵衛の墓は大きいと聞いてました。私も見たかったです」私たちのこの会話にタクシーの運転手さん参加して曰く「長政の寺がこの近くにありますよ」「ええ?長政ですか?近いなら行ってください運転手さん」色めく私、しかし俄然息を吹き返したのも束の間、ここでも門は閉ざされ、万事休す。とりあえず、写真だけでもと思い直し、スマホで何枚かパシャパシャ・・・「でもここまで来たのにぃ」しつこいほど粘った私ですが、この場当たり的な行動を「黒田二十四騎」は呆れているハズ。暮れゆく福岡の夕景を眺めながら、虚ろな長い夜のはじまりを憂うのでした。(画像は寺院の外側にある番地)
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