タイム・イズ・ライフ
ニュースとはなんでしょうか?今世紀に入って新聞をニュースソースにしている人の割合は35%。ネットで得ている人は40%と、ついにメディア文化の逆転が起きました。30歳以下に至っては59%と半数を超える結果に。ニュースとは最新の情報や出来事を報道することと定義されているのですが、新聞とネットでは即時性の部分で、もはや競争になりません。内容においても「ネットサーフィン」という各ページを興味の赴くまま次々に表示、閲覧してリアルタイムに情報を取得できるネットの特徴は、平面媒体の新聞その他を完全に凌駕しました。テレビにおいてもチャンネルで見られるのは1つのTV局の番組です。テレビ受像機によっては2画面が見られるものもありますが、音声は1chのみです。しかも各局ともに番組編成の性格上、やはり即時性に欠けます。私たちは、見たくもない(しかたなく?)テレビ番組を見る暇など今ではありません。ネットの中でもさらにECはもっと先駆的です。タイムイズマネーどころではありません。もはやタイムイズライフの領域に達しているのです。「欲しい物が向こうからやってくる」時代になってしまいました。複合施設で長い時間をかけて高い買い物をするより、脳内を多面的にして自分の時間をデジタイズ(digitize:取り込み)に向き合わせてみることです。目からうろこではなく、目が落ちる体験に接してみましょう。(画像は私が最後に買った日本の論点`99)
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