高齢ドライバーはMT仕様車にするべきか
滋賀県大津市の県道交差点で保育園児らの列に乗用車が突っ込み、園児2人が死亡した事故は悲惨極まりない。突っ込む直前に衝突事故を起こした2台のうち、右折してきた普通乗用車側の前方不注意が原因らしいが軽自動車に設置されていたドラレコは普通車にはなかった。この後は衝突の瞬間や園児の輪に突っ込んでいく映像がお茶の間にONAIRされるのだろう。私どもも商売柄、自動車関連の商品を販売して取付けまで行っているが、特にドライブレコーダーは年数の経過した乗用車を運転されている高齢者の方にお勧めしている。お勧めする際はその方の自尊心を傷つけないように意識して気を使うのだが、逆ギレれされてしまう場合はそれ以上踏み込めないのが実情である。高齢者の男性で若い時分に運転が必要なお仕事をされていた方などはこちらが諭されてしまうことになり話にならない。統計では事故が多い20代以下よりも80代の方が事故率が高いそうだ。そこで法律に出来るだけ抵触しない事故阻止という観点で2つばかり提案する。先ず①ドライブレコーダーの販売取付けは運転者の行動(事故の半数以上は携帯かスマホ見運転という指摘がある。)までが録画できる360度版を高齢運転者に(保険適用)義務付ける。②日本の自動車全メーカーに後期高齢者(75歳以上)のドライバー専用車両を商品化してもらう。①の基準に加えて速度制限のリミッターを付けたクラッチのあるマニュアルミッション仕様にする。以上のような改善は少しの努力で可能だ。レベル3以上の自動運転が公道を走行する日はまだまだ遠いし、高齢者の免許返納率が5%程度では痛ましい事故はこれからも続出する。行政が尻を拭かないのであれば民間で若い命を救う努力をしたい。「20数年ぶりにMT車を運転!」
https://www.youtube.com/watch?v=iJbUbOaqnHA
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