左遷はチャンスだ 2020年問題
良くも悪くも東京五輪まで、なんていう日本人は多い。今朝も卓球の水谷選手は東京五輪までを区切りとした。彼だけではなく多くの五輪代表が東京までを目標に自分を追い込んでいるのだと思うが、こんな考えは日常を懸命に生きて仕事をしている我々の世代にも言えることだ。2020年に定年を迎える人は日本国内にどれだけいるのだろうか。こんなことを漠然と考えるのは「2020年問題」が迫ってきているからだ。（2020年問題とは、バブル期に大量採用したバブル世代社員や人口が相対的に多い団塊ジュニア世代社員の高齢化にともなうポスト不足、人件費負担増などの諸問題を指す言葉。）しかし、問題はポストや人件費だけではない。それ以上に難解なことは親の介護問題ではないか。「人生100年」と謳われだしたころから老老介護、認認介護によって疲弊する国民は後を絶たなくなり、最近では超老老介護などという言葉も出るほどに社会問題化している。その世帯割合が30％になったとする報道に危機感が芽生えない方がおかしい。保育士不足、待機児童問題と併せて日本の三大疾病のようになった病のしわ寄せはやがて国家の存続に関わってこよう。人口も2020年をピークに減少の一途を辿ると言われており、政治経済や外交文化もスローダウンして景気は一段と冷え込み、多くの行政は立ち行かなくなる。今後は東京五輪を目標にするのはアスリートだけと割り切って、我々シニアはその前までに老後のスケジュール作成に時間を費やすべきだろう。因みに2020年になると、働く人の25％が45～54歳になるといわれており、国内企業のほとんどがその大多数を抱えきれないと指摘されている。AIがどうのこうのと言う前に2020年から向こう5年間で日本人の仕事は大幅に変わってしまう。左遷はチャンスだ。TBS日曜劇場『集団左遷!!』4/21(日)スタート
https://www.youtube.com/watch?v=kX-8CiM2oa4
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