レイシスト
パリのレストランで入口近くの眺めのいい席に座ったところ、店員から奥に移動するように指示された芸能人。後から来た白人はその席に座っても何も言われなかった時点で、人種差別に気づいたのだそうです。「欧米の観光地では、店員と現地の言葉でやり取りできるかどうかで、座る席が変わるケースは珍しくありません。しかもパリはちょっと特別で、パリジャン以外を見下しているので、フランス人でさえ『パリで嫌がらせに遭った』と言うほど。なかには日本人観光客用に、値段の高いセットメニューしか載せていないひどい店もあります」日本でもヘイトスピーチが問題になっていますが、外国の観光客に対しての差別的な話は正直、聞いたことがありません。特に東京都内ではまず無いのではないでしょうか。外国のリゾートホテルなんかでは、アジア系の観光客は海側ではなく、山側の部屋を設定される傾向にあるそうで嘆く人も多いと聞きます。あきらかに白人とは違う対応であれば閉口ものです。スポーツ選手も差別に遭いやすい一つです。オリンピックの競技はアジア人が金メダルを獲り続けると平気でルール変更していませんか。アジャストするのに苦労しているアスリートは多いでしょう。歴史を遡ると国際的には第一次世界大戦後の講和会議であるパリ会議では、日本が「人種的差別撤廃提案」をしました。イギリスやオーストラリアが強く反対する中で採決が行われ、結果11対5で賛成多数となったのですが、議長である当時のアメリカ大統領・ウッドロウ・ウィルソンが例外的に全会一致を求めた為に否決されたのでした。いかに文化、宗教が人類の根幹にあるのかが理解できます。
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