税率ではなく税収額にフォーカスを充てる
やっぱり値上げは消費増税によるものだと思うのは私だけか。食品メーカーから始まった値上げは電気料金まで矢継ぎ早の勢いだ。値上げ理由は一律に人件費と原材料の高騰とあるが、消費増税を控えたものと受け止めた方が無難。消費者が取れる対応策の一つにQRコード決済での購入を勧めたい。今ならさしづめPayPayになるだろうか。20%還元は他の追随を許さないキャッシュレスサービスも期限付きなのが玉に瑕。(玉に瑕<たまにきず>:非常に優秀だが少し欠点があること)10月に予定された増税分を還元するとしたCRカード決済の還元ポイントも目玉にはなるが、スピーディさで「Suica」のような電子マネーやQRコード決済に劣ってしまうことは目に見えている。時代が時々刻々と進化していることを想定すれば今のうちに新しい決済方法を習得して損はないだろう。因みに消費税についておさらいしてみるが、1997年に3%から5%に引き上げられた時の消費税収額の割合は60%、2014年に5%から8%に上がった時の税収額は62.5%である。そして今秋の8%から10%の税収額は25%の割合で増える。税率に目を奪われていると本質を見失う典型だが、中小零細企業の経営者は税率よりも税収額に注目して手元資金を調達しながら売価を最低でも10%上げられるよう準備しなければいけない。
コメント