ジェームス・イングラム(James Ingram)が29日に他界した。脳腫瘍を患っていたことを知る人は少なかったと思うが66歳はまだ若い。最初に彼の声を聴いたのはパティ・オースティンとのデュエット曲、1981年の「ベイビー・カム・トゥ・ミー」だった。この人の声質と歌い方が女性シンガーと相性が合ったのか、この後にもリンダ・ロンシュタッドやアニタ・ベイカー、ドリー・パートンなどともデュエットしている。あの<USAフォー・アフリカ>に参加した「ウィ・アー・ザ・ワールド」(We Are The World)では堂々とAメロを任され、ラストのリピート部分はレイ・チャールズと掛け合いもしている。ジェームス・イングラムの声質がいかにミュージシャン仲間たちにリスペクトされていたかを知る上で貴重だ。女性シンガーとのデュエットソングを聴けば彼の魅力が理解できる。Mr.デュエットに合掌。Linda Ronstadt & James Ingram - Somewhere Out There(アメリカ物語)https://www.youtube.com/watch?v=Smc5FHbZtG4
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