ミサンドリーvsミソジニー
今まで朝の日課になっていた朝刊の斜め読みが日によってできなくなった。IT広場への参加で時間がとられてしまい、時にはポストに入ったまま読まれない日さえある。広場と呼んでいるのはSNSのことを指しているのだが、特にツイッター広場にはありとあらゆる主義主張の持ち主が自論反論を闘わせながら分刻みで上書きを繰り返す。その都度別次元にワープする広場の集いは時に面白い主張に出くわすが、その瞬間をもぎ取ってさらに深く潜っていくと広場は会員制の仮面クラブを形成していることに気づく。FF外から失礼するケースもあるが、好奇心が高じてフォローしていくと、カテゴライズされた広場は一転して太陽系から銀河系にワープしたメビウスと化す。有名人無名人を問わない銀河系の仮面広場は知識教養という山の頂きを見せてくれる一方、丁寧に飛行していないと見た事もない惑星からの異星人によって攻撃される。彼等の中には正義の味方を演じている偽善星人や、一人でも多くの仲間を集めたい詐欺星人もいるので気をつけたい。最近の仮面広場ではサブカルチャー論議が盛んに交わされている。「やっぱりミサンドリー“misandry” (男性嫌悪)には賛同できない。」これだけでは何の話か分からないと思うけれど、できればミソジニー“misogyny”(女性嫌悪)も知っておいてほしい。今、異性や同性を嫌悪する風潮が顕在している。私たちが10代の頃の日本社会はまだまだ<男尊女卑>が大手を振ってまかり通っていた時代だったが、俯瞰で見れば力の弱い(社会的にも)女性たちが只々寛容だっただけなのだと思う。今それを言うと非難轟々だが、あと10年もしないうちに新しい人間社会が向こうの方からやってくる。SNSの素晴らしいところはこのようにマイノリティの意見や主張が異次元の宇宙空間広場で話されていることだ。ITバーチャルが男女のDNAを違ったコンセプトに導いた結果、異性や同性に対する価値観が別世界の領域に入った。遠い将来、500万年後に人間の男はいなくなると言われている。「わたしは、私。」西武そごうCM。
https://www.youtube.com/watch?v=BXE2Q_gzWKM
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