ネットで買える宝くじの本音
宝くじが24日からインターネットで買うことが出来るようになった。公式サイトにアクセスして当選した場合(300円でも)に振り込まれる自身の銀行口座を登録すれば購入できる(20歳未満は登録できない)らしいが、宝くじを買う際の支払いは現在のところクレジットカード決済のみだそう。従来ECの経験がない人には今まで通りで興味関心はないだろうが、売り場に行かなくても24時間購入出来るメリットは若い世代に好都合で総務省の英断は歓迎すべきだ。でも今になってのネット販売は何故か。宝くじの売り上げの40%が発売元になる各自治体の収入になっていることを知る人はそんなに多くはいないが、2005年の1兆1047億円をピークに年々売上げが減少し続けて、2017年は7800億円にまで落ち込んだ。宝くじの収益金の使い道は法律で決められており、各自治体はそれぞれの売り場からの収益を税金の代わりとして公営施設の整備財源等に使われるが、高齢者福祉などの事業財源に充てられるケースもあるという。政令指定都市などは人口から考えてその収益は莫大に大きいが、人口の少ない小さな自治体などはタバコの購入と同じで「買うなら住んでる街の売り場で買おう」と積極的に展開するが、一方で自治体の財政状態に応じて「市町村振興補助金」の名目で分配されるらしい。日本政府の上手な手なずけも肝心の売上げがおぼつかなくてはテコ入れも必要になってくるのだが、今回のネットで買える宝くじはタイムリーになるだろうか。報じられるところによると『ネット販売は年5回売り出される「ジャンボ宝くじ」なども対象で、購入代金に応じたポイントを付与するなどして、半年間で50万人の会員登録を目指す。』会員登録?個人情報の提出が条件なことにガッカリ(カードや口座も考えれば同じだが)。これにハマると発売前にはメールがうじゃうじゃ来るんだろうなぁ・・・。ここでもバーターディールが蔓延ってイイとこ取りは出来ません。宝くじ公式サイト
http://www.takarakuji-official.jp/
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