「面従腹背やめましょう」文科省の大罪
16日、文科省新事務次官に就任した藤原誠氏(61)が課長補佐級以上の職員約400人を前に挨拶をした内容が話題だ。元事務次官だった前川喜平氏(63)が作りだした文科省の概念定義を180度ひっくり返す挨拶は(1)仕事で議論すべきときは議論する(2)大臣をはじめ上司が決めたことには従う(3)一旦決めた後は、議論のプロセスをむやみに外に漏らさない-の3つを求め「要約すれば面従腹背やめましょう」。新事務次官の言葉を聞いた職員たちの心の内を覗いてみたいが、でもこの普通の社会的通念が今まで守られていなかったとすれば、文科省は超危険な役人の集団になっていたことになる。背筋の凍るような話だが、要するに(1)仕事上では議論しない(2)大臣や上司の指示には従わない(3)文科省内で決めた事案は外に漏れても構わない-こんな反社会的官僚組織を率いていた前川喜平とはどういう人物なのか、改めてその背景も含めた省内ヒエラルキーを問い直さないと国民は納得がいかない。前川喜平は事務次官時代、文科省OBの大学就職を天下り斡旋した容疑で2017年1月に辞任したが、後に部下だった佐野太容疑者(当時の文科省局長)が自身の息子を東京医科大に裏口入学させた事件や、二浪以上を不利にし、卒業生の師弟を優先合格させていた昭和大学医学部の入試得点操作を深掘りすれば、前川が自身の事務次官時代以前から省内に浸透していた反公僕性のロジックをさらに拡大させていたことが透けて見える。昭和大学医学部“不正入試”文科大臣のコメント。
https://www.youtube.com/watch?v=JGE9bnMmavo
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