電波オークション ブラックメディアの急所
2015年2月に死亡したテレビ朝日のドラマプロデューサー(当時54歳)が長時間労働による過労死と労災認定されたニュースは16日、当該TV局以外の民放全局が報じました。このご時世、テレビ朝日というTV局が偏向過ぎてることを知らない国民はいないでしょう。特に「報道ステーション」の局アナはニュースをコメントするにはもっと社会勉強をしてからでないとその席に座われません。「いえ、私たちは誇りを持って勉強もしながら仕事をしています」と彼らは反論するかもしれませんが、その昔、まだ私がマスコミの仕事に携わっていた1990年前後のマスコミ人の誇りとは、毛並みが全く違うことを伝えたい。放送局が握っている既得権の仕組みと機能について、昨年、安倍政権が示唆した<電波オークション>を国民に公開する時が来たようです。オークションで電波が売買されれば、FAANGやユニクロ辺りが食指を示すはずですが、それにはTV局が人身御供にしている放送法4条の改正が必要で、総務省も局とのバーター取引をいつまでも続けていては日本の為にはなりません。ブラック企業を報道するマスコミが超ブラック企業だなんて、メディアの権力は労働基準法をも捻じ曲げるほど巨大な存在に只々憮然とするのですが、今年の4月、厚生労働省東京労働局長が、男性社員が過労自殺した野村不動産への特別指導を「プレゼント」と述べた上で、記者団に「なんなら、皆さんのところに行って是正勧告してあげてもいいんだけど」などと発言した問題に猛反発したのは何を隠そう朝日新聞でした。因みに近年、東京労働局管内では、TBSが違法な長時間労働で是正勧告を受け、記者が過労死したNHKも指導を受けています。「民放連が今年『ローカル局採用』というラジオCM、テレビCMもやっていたようですが、それほど人手不足。若い人はブラック企業には寄り付きませんからね」これは放送局関係者の声ですが、さもありなんと思うのは、どのTV局も社屋が都庁や県庁並みに贅沢なことにあります。ネットでユーチューバーが放送できる時代を誰が予想できたでしょうか。「電波オークション」とは。
https://www.youtube.com/watch?v=USNz65nrLfg
コメント