55歳が定年だった頃を知っていますか?
日本で現在一番多い病気のがんは一種の老化現象で、年齢とともに増えていくことは世に知られていますね。しかし女性の場合、乳がんが40代、子宮頸(けい)がんが30代に発症のピークがあり、若い世代にも多いのが特徴なのだそうです。また、54歳までは男性より女性にがんが多いため、55歳定年制を採用する企業が多かったのが1970年代だったそうです。もし、社員の男女比が1対1であれば、女子社員にがんが増大していたはずなんですね。昨今、女性も仕事を持つのが当たり前になり、25~54歳の女性の平均就業率は69%。一方、男性では55歳頃からがんが急増します。定年が55歳から60歳、そして65歳に延長されれば、これまで退職後に見つかっていた男性のがんが、現役会社員に増えることになります。女性の社会進出と定年延長は、ごく近い将来、社会全体が非常にデリケートな問題を抱えることになります。またもや「うむむ」な気持ちです。
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