ファミレスの異変
平日昼から高級外車がずらり並ぶファミレス。方や1人当たりの支払額が400~700円と低めの顧客の来店が落ち込んでいるファミレス。聞き捨てなりません。ファミレスのS店は消費増税後の客数を伸ばすため、ミラノ風ドリアなど主力商品の価格を実質的に値下げしました。しかし、客数は5月に前年比微増が6月以降はマイナスへ。既存店売上高も減少が1年以上続いているのだそう。S店の1人当たり支払額は約710円。同じファミレスのG店、1人同840~850円よりも安い。にもかかわらず客足を取り戻せないのは、単純に消費者が安い店へと流れているのではなく、外食を控えているとのこと。とはいえ、1人当たりの支払額が2000円とS店の3倍近いにもかかわらず、満席の日が多いファミレスも存在してます。景気回復の流れに乗って高価格帯の商品などを充実させた結果、あまり外食にお金をかける余裕のない家庭などの客足が遠のき始めている一方で、高価格帯のメニューは好調。これを見る限り、アベノミクスは消費者格差をより大きく助長させたようです。日本の賃金の分配率は米国並みなのですが、仕事の生産性が低いことがこの格差を招いているのです。
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